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【ヒヤリハット事例集】子育て中におこりやすい事故とは?覚えておきたい応急手当方法

著者:tomachako

  • 子どもが危険な目に合うのは避けたいものですが、一歩間違えば大きな事故につながりかねない場面は少なくありません。このような子どもの事故が起こりやすい事例をまとめたヒヤリハット事例集や事故防止ハンドブックが公開されています。ヒヤリハット事例を知ることで、子どもを守る対策を確認しておきましょう。


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    ヒヤリハットとは?

    「ヒヤリ・ハット」とは、ヒヤリとした瞬間、ハッと息をのむようなできごとを指す言葉です。そのまま気づかなければ重大な事故につながっていたミスや、幸運にも事故を免れたようなケースがヒヤリハットにあたります。

    ニュースでは、車からの降ろし忘れや川の事故など、子どもの身に起こった痛ましい事故が報じられています。その一方で、ニュースにならないようなヒヤリハット事例が数えきれないほどあるのです。

    日常に潜むヒヤリハットには、どのような事例があるのでしょうか。こども家庭庁は子どもを事故から守るために未就学児の子どもに起こりやすい事故と対策をまとめた「事故防止ハンドブック」を消費者庁から引き継ぎ、ホームページで公開しています。内閣府がまとめた「教育・保育施設等におけるヒヤリ・ハット事例集」も参考にしながら、ヒヤリハットを防ぐポイントをみていきましょう。


    ヒヤリハット事例集!気をつけたい事故とは?

    引用元:https://cdn.mamanoko.jp/attachments/8b57016b6d669654281cc04ec0c3eb0d6bc41db6/store/limit/620/620/3e39a9763ca64373092b0b535aaa236266cb0943656fb8650c276122aeee/image.jpg


    窒息、誤飲

    東京消防庁によると、毎年1,000人を超える乳幼児が、窒息や誤飲で医療機関に救急搬送されているといいます(※1)。救急搬送されていない事案を含めると、窒息や誤飲のヒヤリハットが日常的に起こっていると考えられます。

    誤飲の場合、無症状であれば特別な処置をせずに経過観察となることがありますが、だからといって油断は禁物。窒息や誤飲の原因はさまざまにあります。その一例をみてみましょう。

    ボタン電池や磁石

    誤飲の原因として多いのが、おもちゃなどに使われているボタン電池や磁石です。電池や磁石が身体の中の一ヶ所にとどまった場合、短時間のうちに消化管の壁に損傷を与えることがあるため、誤飲に気づいたらすぐに病院を受診しましょう。誤飲防止のために、電池や磁石は赤ちゃんの手が届かないところで管理し、電池のふたが簡単に取れない構造の製品を選ぶと良いでしょう。

    水でふくらむ樹脂製品

    水でふくらむ樹脂製のおもちゃやインテリアなどに使われるジェリーボールは人気ですね。しかし、これらを誤飲するとお腹の中で大きくふくらみ、場合によっては開腹手術が必要になることがあります。災害時に便利な水でふくらむタオルなどの扱いにも注意が必要です。

    医薬品やタバコ

    薬やタバコ、またアルコール類は大量に飲むと中毒症状を引き起こす可能性があるものです。赤ちゃんの手の届くところには置かないようにしましょう。食品に似ている洗剤や入浴剤による事故も起こっています。

    寝具

    布団の選び方にも、窒息のヒヤリハットを防止するポイントがあります。それは、敷布団のかたさと掛け布団の軽さです。赤ちゃんはやわらかい敷布団だと、うつぶせになったときに顔が埋もれてしまいます。掛け布団が重いと、顔にかかっても払いのける力がありません。首に物が巻きつくことを防ぐため、布団の周りに物を置かないことも大切です。

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