ベビーシャワーはアメリカ発祥のパーティーで、「赤ちゃんをシャワーが降り注ぐような愛でお祝いしよう」という意味があります。産前に出産を控えた妊婦さんと生まれてくる赤ちゃんをお祝いするために行いますが、みんなで料理を囲んで楽しくお祝いすることで、妊娠うつやマタニティーブルーの解消を図る目的もあるようですよ。

最近では、芸能人がブログやインスタグラムで楽しそうなベビーシャワーの様子を伝えていたり、素敵なパーティーの様子が雑誌で特集されていたりと、日本でも浸透し始めています。

ベビーシャワーは、いつ開催しなければならないなどの決まりは特にありません。つわりが終わって安定期といわれる時期に入った後、早産などによるキャンセルになりにくい妊娠7～8ヶ月頃にプランニングするのが一般的です。

妊婦さんの身体の負担を考えてお昼に開催するのが主流です。参加者が集まりにくいときは、休日のお昼に行うプランが無難でしょう。妊婦さん自身が働いている場合は、就業時間後の夜のパーティーでも良いですね。開催時間がいつであっても妊婦さんの体調を第一に、所要時間は2～3時間のプランにしましょう。

アメリカではホームパーティーが主流ですが、日本ではいつどこで行うという定番のシチュエーションはあまりありません。最近ではレストランやカフェでも、ベビーシャワープランなどお店独自のパーティープランを設定しているところが増えています。

ホームパーティーでベビーシャワーを行うときは、持ち寄りにしたり、ケータリングを利用したりするのも良いでしょう。

ベビーシャワーの人数や参加者につても、特に決まりはありません。3～4名の小規模のものから100名を超える結婚式並みの大規模なものもあります。まわりの友達やグループで誘い合って、5～6名程度の女子会のように開催するのが気軽でおすすめです。

人数が少なければ招待状が不要のケースもありますが、人数が多ければ招待状を準備し、行き違いのないように注意したいですね。

アメリカでは友人、仲間、両家のファミリーを招いてベビーシャワーを行うことが多いようです。一方日本では、普段から料理を囲むことが多い家族や友達といった気軽に集まることができるメンバーでの開催が多いようです。

招待状が送られてくるパーティーというと、アメリカ式の大がかりでおしゃれなイメージがある人もいるかもしれません。しかしベビーシャワーは、もう少し気楽に行えるものとしてとらえておくと良いでしょう。誕生日会をイメージすると良いかもしれませんね。飾りつけをして料理やデザートをみんなで食べたり、ゲームをしたりするような楽しい集まりです。

招待状に簡単な流れを書いたり、芸能人のベビーシャワーの様子をお知らせしたりすると、参加者がこの会の内容をイメージしやすいでしょう。

準備した料理を囲みながら、女子会のような楽しいトークを繰り広げたいですね。会話の内容はこれといった決まりはありませんが、先輩ママからのアドバイスなど自然と赤ちゃんの話になることが多いでしょう。食事の前後や合間には、安産祈願のメッセージを一言ずつ披露し合うのもおすすめです。