赤ちゃんの「へその緒」ってどうしてる?何かに使えるの?
著者:megumegutone
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ふと「赤ちゃんのへその緒っていつまで保管するの?何かに使えるの?」と疑問に思ったことはありませんか。お腹の中で赤ちゃんとママを繋いでいてくれた、大切なへその緒です。まだ大事に木箱に保管してある人がほとんどだと思います。最終的にはどうするの?娘ならお嫁にいくときに持たせるの?など、へその緒の疑問にお答えします。
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「へその緒」とは?
へその緒とは、妊娠2ヵ月頃にへその緒のもとが作られるそうです。そして妊娠3ヵ月頃から徐々に機能し始め、本格的にへその緒が働きだすのは妊娠5ヵ月頃と言われています。
へその緒はママとお腹の中の赤ちゃんを結んで酸素や栄養を供給したり、逆に赤ちゃんにとって不要ないものをママの体に送るパイプ役として働きます。へその緒は、赤ちゃんの肺や腎臓など、さまざまな臓器の代わりとして働いています。「へその緒」はどうする?
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へその緒は出産時に切られ、保管することがほとんどです。ママと赤ちゃんがつながっていたあかしでもある大事なへその緒なので、保管方法にも気をつけたいですね。
まずはしっかりへその緒を乾燥させることが大切です。通気性の良いガーゼにくるんで、へその緒を数日間乾燥させます。乾燥が十分でないとカビが生えてしまうこともありますので、しっかり乾燥させてください。
へその緒を十分乾燥させたら、箱にしまいましょう。湿気が出やすいプラスチック製の箱ではなく、桐の箱にしまうことをおすすめします。桐は湿度を一定に保つことができる上、防虫効果もありますので保存に適しているのです。へその緒の箱は、産院でもらえることが多いようです。出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/5126ynG-5TL.jpg
へその緒入れ 《桐のへその緒ケース》 ひよこ¥2,700〜(2021/05/26 時点)出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51UQm1c9VEL._SX425_.jpg
メモリアルボックス(乳歯ケース・へその緒ケースセット)¥7,944〜(2021/05/26 時点)昔から大切に扱われていたへその緒
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分娩後に出てきた胎盤や臍帯を胞衣(えな)と呼び、日本では昔から胞衣が母親から出てきた後も影響を及ぼすものと考えられていました。産まれたばかりの赤ちゃんが笑っているように見えることを「胞衣笑い」と言い、この笑いも胞衣が赤ちゃんを笑わせていると考えていたのです。
そんな胞衣をとても大切に扱っていた昔の人は、つぼや桶などに納めて、産室の床下や軒下などに埋めたり、川や海に流していたりしたそうです。明治20年以降に「胞衣及び産穢物取締規則」が施行され、そのような行為は禁止されました。しかし、今でも胞衣を大切にする気持ちが根強く残っているのです。(※)へその緒にまつわる風習
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大切に思われているへその緒。とても興味深い風習がたくさんあります。
へその緒はママの棺桶の中に?
地域によっては、ママが死んでしまったときに棺桶の中に子どものへその緒を入れて一緒に仮装してもらうという伝えがあるそうです。死んで閻魔大王さまのところに行ったときに、もし「地獄行き」を言い渡されても、子どものへその緒を見せると大目にみてくれるそうですよ。
出産は閻魔大王さまも認める素晴らしいこと、子どもを生むという苦しみをすでに受けているからという理由で「天国」にいけるということなのですね。ママにはとても嬉しい話です。