中期中絶の手術方法・費用・痛み・後遺症は?火葬の手続きは?中絶後に妊娠できる?
著者:ままのて編集部
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中期中絶とは、妊娠12週以降に行う人工妊娠中絶のことです。手術が分娩方式のため、妊娠12週未満の初期中絶に比べて心身への影響が大きく、経済的な負担も相当です。しかし、さまざまな理由からこの時期に中絶を考えなければならない方も多いでしょう。ここでは、中期中絶の費用や痛み、手術後の火葬、妊娠への影響について解説します。
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中期中絶とは?
中絶は母体保護法で規定
そもそも中絶とは、やむを得ない理由で妊娠を継続できなくなったときに、病院で人工的に流産(人工流産)させることです。正式には「人工妊娠中絶」と言います。
中絶は母体保護法により行える条件が定められており、妊婦さんの求めに応じて自由に行うことはできません。母体保護法では「母体の身体的または経済的な理由により、妊娠の継続や分娩が困難な場合」と「暴力や脅迫による妊娠の場合」に中絶が適応されるとしています。
たとえば、出生前診断をしてダウン症などの染色体異常が疑われる場合、染色体異常そのものを理由に中絶を行えません。しかし、妊娠を継続して出産することが母体にとって身体的もしくは経済的に大きな負担になると判断されると、中絶が許可されます。
いつまで中絶が行えるのかという点も母体保護法で定められています。中絶手術が受けられるのは妊娠22週未満で、妊娠21週6日を過ぎると、いかなる理由があっても実施が認められません。