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【助産師監修】 普通の腰痛と陣痛から起こる腰痛の違いは?陣痛の緩和方法についてもご紹介!

著者:ままのて編集部

  • 初めての出産では、陣痛にちゃんと気づけるかどうか不安に感じているママも多いのではないでしょうか。陣痛の兆候には、腰痛もあることを知っていますか。ここでは、普通の腰痛と陣痛から起こる腰痛の違い、陣痛の痛みを軽減する方法について、助産師監修の記事で解説します。


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    陣痛とは?

    陣痛とは、赤ちゃんが子宮→子宮頸部→産道(腟)を通って外の世界へ出る際に起こる、子宮の収縮のことをいい、痛みを感じることが多いです。陣痛はママの意志でコントロールすることができないこと、規則的に子宮の収縮(お腹が硬くなること)や痛みを感じることが特徴です。


    分娩 第1期

    分娩の始まりは、陣痛が10分ごとに規則的に起こっている状態になります。ここでは分娩の進み方を、子宮口の開き具合とともに説明します。子宮口が開く過程には「潜伏期」と「活動期」があります。

    「潜伏期」は初産の場合だと平均約8~10時間続きますが、個人差があります。2~3時間かかることもあれば、1日かかることもあります。潜伏期は子宮口を広げるために子宮頸部が薄くなっていく時期です。そのため下腹部などに、子宮の収縮に伴う痛みを感じることがあります。しかし、動けないほどの痛みではないため、前駆陣痛と間違える妊婦さんもいるようです。この時期の陣痛の間隔は5~10分くらいで、陣痛の痛みを感じる時間は30~40秒くらいです。子宮口開大は約2.5cmとなります。

    「活動期」に入ると、子宮口開大が2.55cm~10cmに広がります。陣痛(子宮収縮)の時間も徐々に長くなり、赤ちゃんが産道(腟)のほうへ下降し始めます。主な痛みは、子宮口開大や子宮下部への圧迫・伸展による下腹部痛です。なお、この時期の陣痛の間隔は約3~5分くらい、陣痛の痛みを感じる時間は1分程度です。子宮口が10cm開く前には、1~2分間隔の陣痛になり、肛門への圧迫感を感じることが多いです。

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