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誤嚥に注意!赤ちゃん・子どもが喉に詰まらせやすい食べ物と予防法は?誤嚥したときの対処法

著者:ままのて編集部

  • 「お餅が喉に詰まった」など、食べ物をうまく飲み込めずに気管を詰まらせることを誤嚥(ごえん)と呼びます。乳幼児による誤嚥は死亡例も多く報告されており、周りの大人が正しい知識を持つことが大事です。ここでは、子どもが喉に詰まらせやすい食べ物や予防法、誤嚥をしたときの対処法について、詳しく説明します。


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    誤嚥(ごえん)とは?赤ちゃん・子どもは食べ物を喉に詰まらせやすいの?

    誤嚥とは、食べ物を飲み込む(嚥下・えんげ)ときに起こる事故のことです。食べ物が喉に詰まったり気管に入ってしまったりして、最悪の場合は死にいたることもあります。

    また、誤嚥したことに気づかず、食べ物や唾液などとともに細菌が肺や気管に誤って入り、気管支炎や肺炎を起こすことも珍しくありません。

    赤ちゃんや子どもが誤嚥を起こしやすい理由として、次のことがあげられます。
    ・口に食べ物を詰め込みすぎる
    ・よく噛んでいない
    ・話しながら食べる
    ・吸い込んだ拍子に気管に入ってしまう(豆類・ぶどうなど)

    よく似た言葉に「誤飲」がありますが、誤飲はボタン電池や画びょう、タバコなど、本来食べてはいけないものを誤って口に入れる事故を指します。成長とともに誤飲事故は起こりにくくなりますが、一方で誤嚥事故は小学生でも十分に起こり得るので、注意が必要です。


    誤嚥による赤ちゃん・子どもの死亡事故も!

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    誰しも「食べ物が喉に詰まった」「うまく飲み込めずにむせてしまった」という経験をしたことがあるかもしれません。大人の場合は激しい咳とともに詰まった食べ物が排出されますが、子どもの場合は飲み込みや咳き込む力がまだ弱く、気管内に食べ物が残って気道をふさいでしまうこともあります。誤嚥はいつでも起こりうるものですが、一歩間違うと死にいたることがある、とても危険な事故です。

    消費者庁の発表によると、14歳以下の子どもの食べ物を原因とした窒息死の件数は、平成22年~26年の5年間で103件と報告されています。(※1)そのうち、約半数は0歳の乳児に起こっています。しかし、6歳以降の子どもでも死亡した事例が数件あることから、誤嚥事故は年齢を問わずに注意が必要といえるでしょう。


    喉に詰まらせやすい食べ物1.餅

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    お餅はお正月に欠かせないものですが、大人でも喉に詰まらせることがあるほど、注意が必要な食べ物です。白玉団子なども誤嚥事故が報告されているので、お餅と同様に気を付けましょう。


    予防法

    お餅は誤嚥のリスクが高い食べ物です。3歳までは与えないようにしましょう。3歳以降の子どもにお餅を食べさせる場合は、必ず小さく切ってから与えます。お餅を食べるときは、決してひとりにさせないようにしましょう。 

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